身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

不明熱。

 私は頻繁に熱を出すのだが、その理由が判らない。昨日からロキソニンを、もう1シート近く服んでいるのだが、まったく効く気配がない。そもそも、37℃前後なので、ロキソニンがターゲットにしてる熱とも違う気がする。

 そこで、風邪薬(総合感冒薬)を服んでみた。なんか、服んだときは楽になった気がしたのだが、1晩寝て、今朝になると、再び、ぶり返している。そして再びロキソニンを服んでいるが、まったく効かないので、胃のことも考えて止める。

 かつて、1ヶ月以上、熱が引かないことが何度もあった。3ヶ月、引かなくて入院したこともある。念入りな検査を行ったのだが、原因は判らなかった。

 おそらく精神的なものだと思う。というのは、症状が出ているのが、一昨日、酒を飲んだ後からなのだ。書いたように、私は快楽のためではなく、現実が抱えられないときに酒に逃げる。それだけのストレスがあったということだ。

 昨日、主治医に電話をしたのだが、連休前で患者が多くて電話に出られないという。精神的なものだからと思い、再びヒルナミンを服んでみるが、やはり良くならない。これも過去に書いたが、肉体を酷使すれば治るのではないかと思うのだが、そういう気になれない。

 そもそも、スニーカーを履きつぶしてしまった。コンバースだけどバスケットシューズではない奴だ。ローカットで、ちゃんとインソールも入っている。インソールが入っているのに小指が当たって魚の目みたいになってしまい、痛い。帰って見てみると、もう、至るところが、ほころんでいる。

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 きちんと歩けるスニーカーは5,000円ていどか。飲む金から考えると、けっして高いものではないのに、その金額を出すことに躊躇する。Facebookで、高校の同級生が息子の成人式なのでスーツを誂えに行ったとテーラーで採寸している写真を載せていて、そんな人にはスニーカーの1足くらい、何てことないんだろうなと思ったりもする。

 羨ましいといえば羨ましいが、恵まれているベクトルというのは違うものの、私も、どん底の生活をしているわけではない。家賃を払わないで済める場所があるのも、ある意味、恵まれているといえるだろう。

 しかし、幸せが崩れるというのは一瞬のことだ。私だって、生活費は親に頼っているし、その親も、もう、齢90歳である。この生活が、明日、終わるかもしれない。そう思ったら、金を切り詰め始めた。今は、光熱費と居住費を除くと月に3万円で生活している。

 そんな親の今後などを話しに、明日、両親以外では唯一の肉親である叔父と、私の両親のところに行くことになっている。あるいは、不明熱の原因は、それによる心理的なものかもしれない。