身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

鬱で疲労感を感じること。

 5日前、宝くじが当たったらと思うとワクワクするはずだが、鬱からの回復途中では、それが鬱陶しくなるというエントリーを書いた。

 そして昨日は、友人と1万歩、歩いただけで、1日中、眠るほど疲れたというエントリーを書いた。

 そして、今日。食欲は普通にある。昨日、疲れて早寝をしたので、その分、早起きをした。普通に布団から出て歯と顔を洗って着替えた。

 朝の段階では、普通のテンションではないかと思った。東京の天気は雨の予報だったので止めたが、ランチしに行こうかとさえ思った。

  ところが、ヤフオク! のアプリを見たらウォッチリストに入れていた今まで欲しかったものが欲しくなくなり、どうも鬱のようだと自覚した。

 仕事(といっても一銭も金にならない)をしようと思っても、なんか気が乗らなくて、酒でも飲もうかという気分だった。

 ただ、医師に言われているのだが、酒を飲んで、いっときはハイになっても、飲み終わるとドーパミンの出が悪くなって落ち込むとのこと。

 酒は、よく飲むほうだが、反動で落ち込むというのを知ったのは最近のこと。こういう時に迎え酒をするのかと思った(先生曰く、効くよとのこと)。

 酒に酒を重ねては身体を壊してしまうし、ひいては(漢字だと「延いては」って書くのね)アル中になってしまう。

 困った。本を読もうと思ったが集中できない。写真集しかり。TVでも観ようと思った。ちょうど、唐沢寿明版のTVドラマ「白い巨塔」が録画してある。

 全21話あり、存在自体が白い巨塔だ。まぁ、白くも象牙でできているわけでもないのだけど(と書ける程度に夜になったら回復した)。

 「白い巨塔」は原作を読んだのだが、なぜか「白い巨塔<続>」は読んでいない(まさか発刊されていなかったということはなかったと思うのだが)。

 私の中では財前の一人勝ちの状態でストーリーが終わっている。ただ、財前の死に至る経緯が見たいという動機だけでは21話は続かない。

 最初の1話は、そうそう、佃ってのもいたななどと登場人物を思い出すのとキャストの興味深さかで、なんとか引っ張れる。

 それでも1話の間に10回程度、中断した。神経が持たないのだ。2話・3話と重なるうちに、興味が持てるどころか退屈になってくる。

 結局は3話の始めで寝てしまった。昨日と違って、歩くどころかTVを観るのにも疲労感を伴うようになってしまったようだ。そして、よく食べる。

 食べることは、それしかできないのでストレス発散だとして、眠れるのを疲労感からだとすると、やはり、鬱だから疲労感を覚えるのだと思い至る次第だ。