身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

酒は謎よ。

 飲んでいる。だんだんと頻度が上がっている気がするが、それだけ辛いということだ。

 さて、「酒は謎よさかしらの友」という言葉を知っている人気は、おそらく昭和40年代の受験生だ。私も教師から聞いて知った。

 「さ」「け」「は」「な」「ぞ」「よ」「さ」「かしら」「の」「とも」という終助詞の一覧である。「あり・をり・はべり・いまそかり」より気が利かない言葉だ。

 さて、酒を飲んでいるとツマミが欲しくなる。若いうちは塩で飲んでいたが、これだけ弱くなると、そうというわけにいかない。

 酒のツマミというのは変な存在だなと思う。酒の肴は旨いものとはいうが、酒を飲まなくても旨いものでも「酒に合わない」というものがある。

 いったい、酒の肴に対する「旨いもの」の基準は何なのか。なかなか不思議である。

 ちなみに今日は外で飲む余裕がないのでコンビニの冷凍肉食品で、それに辟易して早々にカップ麺で絞めてしまった。それでもベロンベロンだ。