身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

アップルの知られざる秘密。

 結局、池袋までのノコノコと出掛けていったら山本熱史さんの出番は翌日(今日)だと判り、観光(?)して帰ってきた。アムラックスがあったときには自動車の仕事で良く行ったのだが、サンシャインシティから駅までの道(東急ハンズ経由)も判らず地上に出た。

 途中、ブックオフがあったのだが、渋谷のそれと違い、新刊ばかりが並ぶ。もう、こうなると新古書店とでもいうべきか。

 考えてみれば昔は古書店には発売日には著者謹呈というスリップが入った本が並んだ(店も抜いておけよ)。最近になると、出版社経由で、出版社ではなく著者からの本というのが送られてくる。よほど売ろうかと思うが、著者は、たしか定価の8割で購入しなければいけないはずで、それを考えるとできない。

 サンシャインシティがある東口から西口に抜けて石田衣良さんの小説で有名になった公園とか、まだ立教の隣の道後温泉本館のような結婚式場があるのか見に行こうかと思ったが、ビックカメラに入ってしまった。最近の販売員にしては、しっかりした商品知識を持っている人で、思わず買おうかと思ったが値段を見て止めた。

 サンシャインシティのバスターミナルまで(路線バスが高速バスターミナルに止まるのに少し驚いた)、自宅から、ちょうど2時間。もしライブが行われていたとしても遅刻である。どうせ遅刻ならとブラブラと歩く。

 会場は、箱は小さくないのだが、若者で溢れていて、かといって若者独特の熱気というものがない。卒業式ライブと書いてあって学生バンドのようだが、いくら趣味といっても、ちょっと自己満足に過ぎないか。

 

 帰りのバスでのこと。私と並びの席に座った女の子2人がスマートフォンを見ながらGoogleってアメリカでしょう? アメリカ製品が嫌だからAndoroid使わないでスマートフォンはアップルを使っているのなどと言っている。

 もうひとりの女の子が、でも、というので、おぉ、突っ込まれるか! と思ったら、アップルって、iPhoneだけじゃなくてパソコンも作ってるんだよと言う。私が突っ込もう。アップルは昔、アップルコンピューターといってね、Macがメインの商品だったんだよ…。

 友人に話をすると、どうも、この子たちが特に世間知らずという訳でもないらしい。「アップルはアメリカに本社を置くコンピュータ関連企業である。」この事実、意外と知られていないようだ。