身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

体調不良の原因。

 今日、これを書いている時点ではシャワーも浴びられていない。しかし、認知行動療法を始めてから、なんとなく原因が見えてきた。

 体調が悪くて動けないことに、妙に罪悪感を感じる。別に誰も何も言わないではないですかと訪問看護師に言われるが、かつて、言っている人がいた。

 父親である。私が学校で教師の虐めに遭って家に帰り、うずくまって何もできなくなったとき、父親は私を殴る蹴るした。

 私がその手を振りほどくと、それをもって家庭内暴力だといって110番して、警察官まで味方に付けた。

 実家の電話が何日も不通で、警官に安否確認を頼んだときでさえ世間体が悪いといった父親が110番である。

 父が死んでから私の親が変な人であるということが近所に判ったらしいが、原因は、この辺にありそうだ。