身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

いい加減にしてほしい。

 母を管轄する地域包括支援センターから電話がある。話があるが、詳しくは市役所の職員から直接、話を聞いてほしいと言う。松戸まで出向くこととなった。

 母の考え方や行動が問題視されて、あれやこれやと言ってくる人が多いが、そんなのは昔からのことである。

 例えば警察が来れば私のように胡散臭い人物がいるから警察が来るんだと私を責め、つまり、同様なことは以前からあって、常に私に向いていた。

 それが、自分たちに向いていなかったら見て見ぬふりをして、自分たちに向くようになったら身内だから何とかしろというのは、つくづく勝手だなと思う。