身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

有田焼。

 今日は、やっと外出。といっても渋谷の行きつけの喫茶店。もう、どこかに行こうと思っても行けなくなって久しい。ここに来れただけでも万歳という感じ。

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 珍しく国内の窯のコーヒーカップが出てきた。とはいっても瀬戸物は全て同じに見える。カップの模様が内側に付けてあるので外側はソーサーを反射して面白い。

 曰く、有田焼だそう。柿右衛門だった今右衛門だったか。ドラえもんではなかったと思う。○○様式ではなく銘を見ると本家の窯のもの。鍋島の陶器の歴史などを聞いてくる。

 ただ綺麗だから買ってきたではなく、どういう特徴があるのかなど、バックグラウンドを知って買ってくると、なかなかカップひとつでも話は興味深いものだ。