身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

朝の不快感について。

 実家に来ている。千代田線から直通の常磐線上にあるので、いつも来ている大手町で乗り換えるより、今日は渋谷に出て土産を買ったので、表参道で乗り換えたほうが乗り換えた後の時間が長くて楽に感じる。

 前回、来た時、母が亀戸天神の話を矢鱈とするので、渋谷スクランブルスクエアにある船橋屋で葛餅を買ってきた。私のブログ友達の星香典さんが書いているが、船橋屋の葛餅は葛ではできていない。それでも母は、ここのきな粉と黒蜜が美味しいのよねと喜んでいる。そうなのだ、船橋屋の葛餅は葛ではなくきな粉と黒蜜を楽しむためのものなのだ。

 さて、私の手を見て、母が、震え、大きくなったわねと言う。私は精神だけでなく神経も変で、というよりそっちがメインなのだが、振戦があるのだ。それは、朝、起きた時の気分の変調に顕著である。

 朝、起きたとき、妙に神経が昂っていて、そのままボーッとしていたくてもいられない。かといって昨日書いたように、夜、あまり眠れていないので、起きたくても眠くて仕方がない。結果、イラついて起き上がっては横になってを1時間以上繰り返すことになる。

 神経の昂りというのはなかなか収まらず、よほど酷いときはバーッと家を出てバスに乗り喫茶店に駆け込む。実は、今日、渋谷に出たのも、あまりにイラつきが激しくてジッとしていられなかったというのもある。

 このイラつきは昼過ぎまで続く。以前の心臓が針の筵の上で転がされているような気持ちのときに比べれば楽ではあるが、落ち着いて何かに取り組めないのは同じだ。ジッとTVドラマを観たくても神経が持たない。

 今日は、主に午前中の神経の張りについて書いた。本当、1日が終わるときには、結構ボロボロに疲れている。それで夜も眠れないのだから、もう、何とかなる薬を出してくれよと主治医に頼むしかない。たまぁにビールを飲んで寝てしまいたくなる。