身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

TVドラマ「珈琲いかがでしょう」が終わってしまった。

 先週、この最終回が終わるまで死ぬに死ねない… などと思ってラス前を観ていたのだけど、ついに最終回が終わってしまった。最初の方には一話完結のエピソードがあったが、格段、オチなどはないドラマだった。それでも十分、楽しんだ。

 それは、何より、中村倫也さん演じる主人公・青山一の魅力であろう。登場人物が青山に関わるのは、青山が淹れるコーヒーもさることながら、皆、その人間としての魅力によってである。

 そして、ここが自分でもよく判らない心理なのだが、青山になりたいのではなく、中村倫也になりたいと思った。

 主人公ではなく、主人公を演じる男優・女優になりたいと思うことはよくあることで、最近だと、男優だと向井理さん、女優だと戸田恵梨香さんや吉岡里帆さんになりたいと思った。

 子供のころ、言いようによっては管理が厳しい家で、TVなど見せてもらえなかったので、好きなタレントを訊かれると答えに苦慮した。しかし、最近になって「推し」というのは、こうして作られるのだなと実感している。

 とにかく、「珈琲いかがでしょう」は良いドラマで、それを好演した中村倫也さんは観ていて気持ちが良かった。

 

P.S. 腰痛、まだ良くならず。