身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

昨日は大変だった。

 一昨日から実家に来ている。87歳で人工股関節を入れている母の面倒を見たり溜まった事務を熟すのが物凄く大変なのだが、ネットストーカーが金を集(たか)りに来ているような言い草で、散財に対する文句を言われるのが嫌で来ないなどと(幼稚なので「何せ、ずれた金銭感覚の持ち主だから」と見てきたように書いたり「お小言」など「おこちゃま言葉」を書いている)を「事実」として書いていて、嫌な気分がして書けなかった。それだけ気が弱っていた。下に引用するが、月の生活費5万円で暮らしてみろ。また、これも事実として、物書きは全員、村上春樹と同じ仕事習慣を持っているかのように書いている。警視庁を警察だと知らなかったり、夜遊びがキャバクラ通いになってしまうように、物書きはすべて村上春樹になってしまうほど、本当に頭が悪いのだ。

daisukikana.livedoor.blog(魚拓:https://archive.vn/VIzQV

 

 ちなみに、なぜネットストーカーが、私が豪遊しているなどというのか、精神科医ではなく心理学者に聞いたところ、それは「傲慢症候群」だけでなく「投影」というものらしい。自分がそうしたいと思ってできないことが他人に向くようである。オウム真理教や政治家について頻繁に書いていることも、自分も同教信者や彼らのように特別な存在でありたいということの投影のようだ。そして、やはりサイコパスであることが指摘された。目立ちたくて大罪を犯して一生、牢屋に入っていろといいたいが、一生、娑婆には出られないが刑務所より病院行きの方が可能性が高いという。

 

 さて、実家から車で10分ほどのところにショッピングモールができた。過疎化が進む私の町と違って大きなスーパーマーケットや鮮魚や青果の専門店が入っている。また、どうして、こういうテナントのチョイスになるのか判らないが、一例でもユニクロドゥクラッセとワークマンとH&M無印良品が入っている。

 私が住む町から巡回バスがあるのだが、母がモタモタしていてバスが出てしまった。ショッピングモールまで歩くという。同年代の人間と歩くのなら苦にならないが、そんな母に付き合って40分かけて歩き、その時点で疲れている。

 買い物は母だけがした。私は荷物持ちだ。行ってみたい店にも行っていない。2時間かかった。帰り、喫茶店に寄ろうと言ったら拒絶された。荷物が3㎏あるので、せめてタクシーで帰ろうと言ったら怒鳴られた。私は頭がガンガンして立っていられなくなり、1人で喫茶店に駆け込んだ。そして落ち着いて母を探しに行ったらいない。インフォメーションカウンターにも連絡がないという。

 最終の循環バスまで探し回ってから帰る。疲れて降りられずバス停を乗り過ごしてしまう。そして、帰ったら母は実家で買い物を広げている。1人で循環バスに乗れないと言っていたので、おそらく私にはタクシーに乗せたくないが自分はタクシーで帰ってきたのだろう。おかげで丸1日たっても、まだ頭がガンガンして薬を服んでいる。

 何か言ってやりました?と知人に訊かれ、特にと言ったら優しいと言われたのだが、甘いのやらなんなのやら。今日、ちょっと飲食店に入ったのだが、飲食物が触るところを平気でベタベタ触っているガキがいたのに注意できなかった。それを叱ってくれた人には礼を言えたけど。