身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

受験戦争。

 肉体的に辛くて飲んでいる。いくら禁じられようが、それ以外、逃げ道がない。酔っぱらいの戯言くらいに思って読んでほしい。

 さて、朝の連続テレビ小説「エール」を観ている。今週から第二次世界大戦が始まったのだが、そういえば最近、受験戦争という言葉を聞かないなと思った。

 私は勉強が好きだ。小学校時代、友人の付き合いで受けた四谷大塚進学教室に私だけ受かって、あまりに試験が面白かったので自発的に通った。

 試験に落ちた友人はヒーヒーいいながら何とか明大明治に受かったのだが(市川は落ちた)ヒーヒーいう時点で好きでもない勉強など止めろよと思う。

 私が通った高校は勉強とは苦行であるといい、勉強が楽しくて仕方がない特待生である私を潰した。

 だったら特待生としてウェルカムするなという話であるが、当時の校長は同様なことを他の生徒にして刑事罰を受け、今年の東大入学実績はゼロというザマァ見ろという実績を残した。能力がある才能を潰すので有名なのはGoogleの口コミなどに出てくる。

 第二次世界大戦は最初から負け戦だったという話は頻繁に聞くが、受験戦争という言葉も、なんとなく、最初から負けが決まったような言い方である。竹槍で戦闘機を落とせという無理難題を吹っ掛けるようなこととも通ずる。

 受験戦争、私が若いときは、よく聞いた言葉であったが、最近は聞かなくなった。良い傾向である。

 勉強とは楽しいものだ。それに受験というゲーム要素が加わるのだから楽しくないはずがない、そう思っている。