身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

鬱の兆候。

 今朝から鬱である。いつもは気になって気になって仕方がないアクセスログも見ようと思わないし、食欲も全くない。

 今日から携帯電話の更新月なのでMNP移転して新しい回線を契約しなければならない。端末まで用意しているのだが、億劫で仕方がない。

 社会人なのでシャワーを浴びるが気持ちよくも何ともない。体を洗う気もせずタオルで体の表面を撫でているだけだ。

 兆候は昨日からあった。外の音に敏感になっていて、寝て1時間もせずフェラーリのエンジン音で目が覚めた。

 エンストでも起こしたのではないかというドカンという音ではなく、かといって重低音が轟くのでもなく、変な音だった。

 その音が頭の中で鳴り響いていて眠れない。起きて振り払うことも、引きずらずに眠ることもできない。

 私は睡眠ログを取るためにスマートウォッチをしているのだが、寝が浅くてログが取れなかった。そして肩もパンパンに張っている。

 携帯電話の契約はしたので、今日は、特に何もすることはないのだが、何もすることがないのに億劫だ。参った。