身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

とにかく煩いし客を客と思っていない。(TSUTAYA田町駅前店 INSPIRE & Botanic TSUTAYA)

 私が通っているクリニックは慶應義塾の傍にあるので田町駅を使う。ずっと改装をしていたTSUTAYAがリニューリアルオープンということでチラシを配っていて、配っていた男性が熱心だから入ってみた。値段は高くはない。このクオリティーなら、むしろ安い。

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 オープン記念で2階のラウンジが無料というのだが、チラシを見ると30分まで。30分しかいられないのかと思ったら1階に普通のカフェがある。カフェといっても書店のブラウジングスペースのような感じ。

 カフェに入ってみると、とにかく煩い。人がいない道路沿いの席に座ると、目の前を歩いている人が煩い。奥の方に行くと、本を見ているガキが煩い。今どきの本屋は昔の本屋と違って開放感があり、なおさら大声を誘発する。

 そして、奥の方に行くと、仕事のWebチャットをしている女が煩い。声が大きいし口の利き方が下品だ。口の利き方のみならず話の内容まで筒抜けで、見積額や納期・会社名まで叫んでいる。水素ステーション設置の仕事をしているそうだ。そして、店員も咎めない。

 コーヒーは流行りの酸味が強い系統で、油分が少ない猿田彦という感じ。不味くはないのだが、私の好みではない。書店内で豆も売っているということだったが、書店内に入ることすら憚られた。

 帰り、再びチラシ配りの今度は女の人に当たる。今、行ってきましたといったら喜びもせず有難うもなく、あっそ、の一言だった。これで二度と行くものかと思った。私は、飲食店というのは単に飲食物を供するだけの店だとは思っていない。

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