身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

メンヘラは辛いよ。

 朝、東京は蒸し暑く雨が降っていた。メンヘラは湿気に弱い。何回も書いているが、朝、起きて「眠い」以外の感情、しかも辛い、があると、本当に、なかなか辛い。それでも、今日は這いずり出して午前中に渋谷へ。

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 来たのは丸善ジュンク堂書店。昔はジュンク堂書店の店舗だったような。逆にプレスセンター丸善は今はジュンク堂書店プレスセンター店になっている。丸善の内情を知るものとしては従業員に同情する。

 実店舗で新刊書を買うのは数年、いや十年ぶりかもしれない。増刷が掛かっていそうなので実店舗で初版本を買うつもりで来たが、初刷りしか並んでいなかった。下にリンクを挿入したが、それを見ると販売から1ヶ月も経っていない。

 買ったのは、この本。聞いたことがない作家の本だが、この作家の本は、どれもタイトルが時流に乗っている。とにかく暑いので喫茶店へ。折りたたみ傘のケースを失くした。

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全部ゆるせたらいいのに

全部ゆるせたらいいのに

  • 作者:一木 けい
  • 発売日: 2020/06/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 読書が苦になるかならないかは読書という習慣があるか否かだと思っている。その点、読書という習慣を失って久しいので、読めるかどうか不安だった。面白い本なら、のめりこんで読めるのだが、吉と出るか凶と出るか。

 まだ2章までしか読んでいないが、感情移入こそしなかったものの、そこそこ楽しい本だった。ただ、小説らしい小説を読みたい人にはお勧めしない。主に主人公の心理描写で、主人公に感情移入できるかどうかが問題だろう。似た体験をしたことがない人には、少し難しいかもしれない。

 

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 コーヒーが、この店にしては珍しく派手なカップで出てきた。ブランドは確認しなかった。スプーンの柄も赤青2色。かなり長いこといたが、今度は、汗をかいたこともあり冷え切ってしまった。

 暑さによる苦しさがなくなって、とにかく眠いが、ここで寝ると、夜、眠れない。もう、9時5時で勤めなどできないな… と思う。今宵は、好きなTVドラマのTVerで配信が終わる寸前なので、それを観て、時間が余ったら、この本を読んでみようと思う。

 そうでなくても遅筆ならぬ遅読で有名な私だから、読み終わるのに1週間くらい掛かるかもしれない。しかも、他の本を放り投げて読み始めているので、また、前の本に戻るかもしれない。とにかく、読み終わったら感想は書く。Have a good night!