身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

で、美女になりました。

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 当然、そう簡単に美女になれるものだったら、世の中、エステもジムもないし、誰もダイエットなどしない。そこで出てくるのが、疑似体験だ。これは、今はやりのFaceAppで作ったもの。

 最初、自分の写真をベースに色々な女優さんなどを混ぜていたのだが、できた結果は、皆が「台湾の大学生」という顔。最初に「有名人」を選択し、その有名人をベースにモーフィングするのがいいみたいだ。

 その時のポイントは、自分が目に特徴がある人だったら、目に特徴がある人、などという選び方をすること。どの辺がモーフィングされるのか見てみると(ビフォアフターが簡単に見られる)やはり目・鼻・口が強い。友人などのを見ても、意外と口の特徴が大きく出る。逆に、輪郭は、そんなに重要視されないようだ。

 自分の素の写真を載せると皆に「目がデカい」と言われたので、目に特徴がある女優・歌手に当てはめた。上の写真も、ある目に特徴がある(大きいわけではない)女優さんに当てはめたもの。

 上のものが誰だか、特に名を秘す。懸賞にしようかしら。次は、田中れいなさん。お、若くても十分にやっていけるじゃん。w

FaceApp 田中れいな

 

 しかし、モーフィングという手法は意外と新しいもの。最近だと"PULSE"が話題になっているが、サンプルが少なくて、まだ十分が成果が出ていないらしい。(FaceAppでは個人の写真をクラウドにアップする許可が求められる。)他方、モーフィングではないが写真のレタッチソフト"Luminar"では、ほぼ手動でのレタッチは必要でないとの話も聞く。

 私は、音楽のアップスケーリングソフトも、やっと不自然でなく聞こえるようになったなという気がしたのが、ここ数年のことだ。画像や映像だと、もっと先になるだろう。

 今、写真コンテストで、毒々しい画像補正がされた写真が「写真ではない」として弾かれているという。「プリクラ」が流行ったときの異様にデカい目ではないが、異様に細かい肌など、不自然を不自然と感じる感性も必要なのではないかと思う。