身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

年齢は見かけでは判らない。

 私はNHKの朝の連続テレビ小説を観ている。現在の「カムカムエヴリバディ」で深津絵里さんが18歳の役を演じていることが評判だが、TVに出ている人というのは概ね若く見えるものである。

 驚いたのは日本テレビのドラマ「真犯人フラグ」の西島秀俊さん。宮沢りえさんと夫婦役をしていて、そんな歳であることに驚いた。早生まれなので50歳だが、51歳の学年である。私と1つ違い。

 という訳で、私も今年(ちなみに来週)50歳になるのだが、同世代の友人に、そのことを話すと「まだそんな若いの?」という反応。もともとは老けて見られていたのだが、歳を取るごとに「年齢が追い付いてきた」と言われるようになったのに、である。

 精神年齢からいうと私はまだ自分ではガキのつもりでいて、中身は30歳から歳を取った気がしない。その割に身体が言うことを効かず、旅行も行けなければバスで1本の渋谷にも、もう1週間以上行っていないという有様である。

 他にも夫婦役をしているのを見て、あの人の配偶者となる歳なのか… と思った人が何人かいるのだが失念した。夫婦役ではないが「真犯人フラグ」では芳根京子さんが急に大人びていて驚いた。24歳だそうだ。

 ともあれ、人間、本当の歳というのは訊かなければ判らないと思う。しかし、TVに限らずエネルギッシュに活動している人は、やはり若く見えるものだ。