身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

保健師さんが来る。

 他の自治体では定期的に訪問などをしているらしいが、私が住む港区では生活保護を受けている人以外、頑として来なかった。私が保健師というものの存在を知って20年以上が経ち初めてである。

 部屋をどうするかという相談をしたのだが、汚部屋とは言えないという。物が多いという指摘は受けたが、なんとなくキレイにできそうな感じが、ごくごく薄くだがした。他、旅行にも行けますよ的なことを言われ、ちょっと人生に希望というか欲が出てきた。

 私の拝読しているBlogで、家1軒分の片づけをしている人がいるのだが、けっこうハードである。なんとなく、それくらい捨てられそうな気がする。もう、要るものでもなんでも一切合切捨ててしまっていいのではないかとさえ思う。