身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

起きても辛い、横になっても辛い。

 熟睡感はないものの寝不足でもなく、久しぶりに楽かと思ったのだが何もしなくても苦しい。起きているのが苦しいのなら横になれば楽かというと、そんなこともなく、横になっていても苦しい。

 心因的なものでも身体に影響を及ぼすことがあるのが怖いところ。以前の、心臓が針の筵の上で転がされている感覚がしたときは最悪だった。実際に最高血圧が200を超えて救急車で搬送されたこともあった。

 精神病なのだからと気の持ちよう、気の持ちようと言い聞かせているのだけど、それでも楽にならない。もっとも、気の持ちようなら病気ではないのだが。主治医は脳の変性によるものではないと言う。だったら気持ちで変わるのではないか。