身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

悪徳弁護士。

 悪徳というのは言い過ぎであるが、相談で、勝ち目がない裁判を、あたかもこちらに有利なように言って依頼させるとか、弁護士以前に道徳としてどうなのよ。友人の弁護士に相談したら、厄介なところに依頼したね… と言われた。

 なんか、これを聞いて、ちょっと変な宗教に似ていると思った。変な宗教と違うところは、ちゃんとした料金表があって法に則って商売をしていることだ。道義的に「?」でも法律的にきちんとしていれば責任は問われないのだ。

 しかも、そんなのが法律を扱っていると思うと怖い。甘い言葉を囁く人たちを鵜吞みにしないのが肝要だろう。