身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

読めない、書けない。

 以前のエントリーで書いたが、本を読むことができない。テーブルの上にある何冊かの本を手に取るのだが、数行、読んだだけで苦痛になる。

 同様に、このBlogですら書けない。かつての雑誌に書評を書いていたころが嘘のようだ。当時の本の内容も忘れている。

 大学の非常勤などが映画に関する評論を書いていたりして、まさか彼らの肩書が「大学非常勤講師」だと様にならないから「映画評論家」にされた。

 私は別に「会社員」で差し支えないのだが、たまぁに雑誌によっては「書評家」にされた。「文芸評論家」と書かれそうになったのを止めたことがある。小さな雑誌だったので、それで箔付けしたかったのだろう。

 読みも書きもできない元文芸評論家、笑ってしまう。