身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

「書ける」と「書けない」の間。

 今日も行きつけの喫茶店でこれを書いている。煮詰まったときは、いつもここ。体調不良が酒によるものだと自覚したので今日は飲まなかったのだが、横になってまどろんでしまった。なので、もういい時間である。

 酒を飲まないならと、その時間、机に向かうには向かった。しかし何も書けないのだ。書けないということを苦しむ前に、書くという行為が何であるのか忘れたかのように書けない。

 かつてのBlog、1日、1時間、じっくり考えて読者に「漲っている」といわれたBlog、あれは何だったのだろう。何か、遠い世界のことのように思える。そういえば、文藝賞が発表になったが、小説を書くというのも特別な才能だろう。