旧友がTwitterで面白いツィートを紹介してくれた。
こないだ近所のラーメン屋でギョーザでビール呑んでて口寂しくなったから「つまみでシナチクくれる?」って言ったらおやじに「久々に聞いたよ。シナチク…」って言われた。周りのお客さんも怪訝な顔してた。
— 生田よしかつ (@ikutayoshikatsu) May 28, 2020
変か?
このツィート単独では面白くもなんともないのであるが、問題は、この方のプロフィールにある。
「シーフードスマート」という団体の代表で、豊洲市場を「サステイナブルシーフード」の「ランドマーク」にすることを目指している方である。「サステイナブルシーフード」とは何ぞや。鮭のように稚魚にして放流するのかなどと推測していたら、「シーフードスマート」のサイトに説明があった。
サステイナブルシーフードの定義は種が絶滅する危惧のないシーフードだということが判ったが、団体の目標が「サスティナブルシーフードの実現」である。シーフードを実現するというのが、日本語的にアレではないか。
そんな方が支那竹というのが可笑しいのであるが、それでは支那竹とは英語で何というのか。まさかチャイニーズ・バンブーとは言うまいと思ったら、Googl翻訳ではサステイナブル・シーフードのような訳が出てきた。
もっとも、Googleと言えばツィッターランドで話題になった、この質問も直っていなかった。上のものもスニペットの中は「シナチク」ではなく「シナタケ」になっているが、下のものも「崩壊」ではなく「崩落」になっている。
試しにGoogleで「メンマ」の英訳を訊いてみたら"Menma"と出てきて、いろいろなオンライン辞書を調べた結果、直訳すると味付けタケノコとなる"Seasoned Bamboo Shoots"が妥当らしい。
話は飛んで支那竹の「支那」である。中国からの出張帰りの友人が、中国に「支那」という言葉はないと言う。これは、まぁ、日本をジャパンというようなものだろう。だったら中国では、ジャパンに当たるチャイナを、どう記述するのか。ただ、日本語は英語よりネイティブに忠実だと言われていて、たとえば"Holland"は英語では"Netherlands"であるが、日本語だと「オランダ」である。トルコに至っては英語だと七面鳥と一緒である。
まぁ、具体的な発音は判らないが、中国語での「中国」は、「中国」を中国語読みしたものである。私にはチョングォオと聞こえる。調べてみたら日本も「日本」を中国語読みしたもので、「ジャパン・ヤーパン」のようなものではなかった。
なぜ、中国や中国語に興味を持っていかれているのかというと、昨日も書いたが、このBlogへの百度(Baido)からの流入が増えているからである。ただ、検索語が特定できず、百度のサイト(https://www.baidu.com/)を見てみた。
日本ではアメリカのことを略して「米国」というが、韓国では「美国」と呼ぶ。これは鷺沢萠氏の著作で読んだことであるが、どうも、そういう単語は韓国のサイトでは目にしない。ただ、氏の著作では図書館でコピールームを探していたら「複写」と書いてあったとあるので、あるいは漢字は場所を取らないために使うのかもしれない。しかし、百度の右コラムにある、おそらくトレンド、みたいなところに「美国」が頻出しているので、アメリカに関するニュースだと分かった次第。
これは、私が子供のときに訊いたラジオで言ってたことなので、なおさら怪しいのだが、「美国」は中国語でピーコックであるという説もあった。当時はネットで調べるなどということができなかったので齢10歳の私はパーソナリティーの言うことを信じるしかなく、ネットというものは凄いものだなと思う。
中国語の読み方というと、引っ掛かるものに地名がある。特にNHK。「香港」は「ホンコン」と呼ぶのに、なぜ、「台北・台中」は「タイホク・タイチュウ」なのか。NHK放送文化研究所のサイトを見るが、固有名詞に関する文献は、どうも見当たらない。