身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

西洋料理のシェフに男性が多いことの考察(Facebookを見て)。

 私が主に使っているSNSFacebookである。というより、友人との交際は、Facebookが占める部分がほとんどである。
 そして話題であるが、やはり娯楽なので酒を飲んで議論するようなことより軽い話題が多い。無難なところで音楽・文学・料理である。
 その中でもビジュアルに訴えるところが多いので料理の話題が多くなる。そして、写真が多いのが男性で、レシピが多いのが女性だ。
 男の料理などという言葉があるが、男性の料理は包丁を入れて火を通す程度のものが多い(私が入っているラーメンのグループは除く)。
 他方、女性は味付けにこだわる。これは、この、はてなブログで私が拝読させていただいているBlogのグルメ記事でも似た傾向にある。
 そして、つくづく思うのは、料理に占めるビジュアルの割合である。男性は写真が多いから、いかに写真に映えるか、「映え」を意識している。
 盛り付けに凝っていたり、皿のはみ出した部分は拭き取るなどというのも男性が多く、レシピを見ると旨そうなのに、女性の方が、逆に小綺麗に盛り付けたりしていない。
 インスタ映えなどといっても、写真を撮ってアップするのは大抵が女性で、作るのは男性ということが多い気がする。
 手間に対するビジュアルのパフォーマンスは男性の方が高く、それを引き出すのは女性の方が高いというべきか。それなので、西洋料理店では家庭料理との立場の逆転が起きる。
 女性の方が味覚重視で男性の方がビジュアル重視とは、少し言いすぎかもしれないが、少なくとも、私がFacebookを見ている限り、料理を視覚に訴えるのは男性の方が多く、それは、何となく西洋料理店を連想させるのだ。