身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

無自覚なストレス。

 去年末に書いたが、歯が痛くて歯医者に行くも、X線だけでなくCTを撮っても虫歯が見付からず、ストレスですねと言われたことがあった。昨日から同じ歯が同じように痛くて、ちっ、またか… と思った。

 加えて今日は起きてからも眠くて仕方がない。車を運転していて睡魔に襲われることがあるが、あれのさらに酷い感じ。朝、訪問看護師が来るが、帰ると同時に倒れるように寝てしまった。

 車をパーキングエリアに突っ込んで20分寝たらスッキリ、みたいなことならいいが、それからも眠くてというか怠くて仕方がない。昔から担当してくれている訪問看護師に電話をすると、ごめんなさい、ストレスを掛けちゃいましたね… と言われる。

 ストレスで眠ってしまうというと、学生時代の就職活動が思い出される。就職活動といっても私は進学するつもりで活動らしい活動をしておらず、唯一、学校推薦で外資系の通信社を受けた。ここを受からなければ就職浪人だ。

 外資系らしく面接官も洒落こんでいて(その後、社会人生活を送って思う、国内の会社なら、あんな格好をしたら煙たがられる)言うことも気取っている。その日、バスで家路に就き、背広のまま日が暮れるまで寝てしまった。

 そのときは疲労(心労)だと思っていたのだが、眠気が来たということはストレスなのかもしれない。精神を病んでから、会社を定時に上がって家に帰って、背広のまま寝てしまうということは、よくあった気がする。豆腐メンタルな私であった。