身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

不要不急どこまで。

 Googleの検索窓に「不要不急」と入力すると「どこまで」という検索候補が出てくる。検索結果で1次ソースのトップ記事がこちら。

www.asahi.com

 

 例によって私の主観が入った捉え方だと、東京都の小池知事の不要不急の定義は「今日でなくては駄目なこと」で、他方、埼玉県の大野知事は、散歩や子供がストレス発散のために公園で遊ぶのは自粛の対象ではないと言っているということだ。都知事は、同時に「自らで整理していただいて判断していただきたい」と言っているのは、どうかと思うが。

 外出自粛はあくまで要請であって強要ではない。他方、政府は意思として接触を8割か、できれば7割に減らしたいという。どうも、接触する人を減らせという方が外出を減らせより優先しているようである。まぁ、外出禁止ではなく自粛要請だからな。

 先週末、東京郊外のリゾート地は自動車の渋滞が問題になった。私が見たTVニュースでは九十九里浜でサーフィンしている人の映像が映り、千葉県の森田知事が普段は金を落としてくれというところを恐縮だが(という謙虚な言い方だったか忘れたが)千葉県に来ないでくれと言っていた。まぁ、森田氏に関しては、ニュースよりも台風15号のときの不祥事と、まだ職務に就いていることに呆れて発言を好意的に取れないということがあるが。

 しかし、私は週末にリゾート地に殺到する人々を思慮が浅いとは思うが真っ向から非難する気になれないし、非難されても仕方がない、あるいは非難すべきでないという人が行動に移したので、あの現象が起きたのだと思っている。

 私は、週末、ずっと東京都心の自宅に籠っていたが、決して人の数が少ないということはなかった。一応「今日でなくては駄目なこと」である買い物に行ったが、逆に食料品店の人の出は普段より多かった。缶ジュースを買って店の前に腰を掛けて飲んでいる人もいた。これは喫茶店やイートインスペース閉鎖による家族で談笑できる場所がなくなった弊害だろう。

 当然、他人との接触は避けるべきだが、外出しない場合の不健康さというものを考えるとストレスを発散させるものは「不要」ではないのではないか。観ていたTVニュースはNHKだったが、上部には常にメンタルヘルスの相談先のテロップが流れていた。

 こうやって、食料品店と自宅しか往復していないが、接触する人数を7割減らしてほしいというのは不可能だ。初めて、この告知を見たとき、私は8割「に」減らしてほしいと思ったくらいだ。

 もう、そうなると、感染リスクが同じなら、精神的に参らないよう、体力が落ちないよう過ごすのが合理的だろう。さすがに週末の観光地は感染リスクを増やしているようにしか思えないが、渋谷は109もマルイも休みで、ライブカメラを見たら閑散としていた。逆に、近所にいるより感染リスクは少なくなっているように思う。

 渋谷に行こうと思う… と、専門家を含む何人かに話してみた。そうしたら、やはり、精神的健康を保つためには、むしろ勧めるという回答が100%であった。ただ、みんな、渋谷が閑散として店が閉まっているという事態を見て帰っておいでと言う。

 という訳で、今週末あたり、早ければ明日にでも、ちょっくら渋谷に行ってこようと思う。バスで1本だし、この前、そのバスに乗ったら、きちんと空調を切って窓が開け放たれていたので、車内での感染というのは、そんなにリスクは高くないと思う。

 しかし、私のBlog友達の1人も、今日、話した人たちも言っていたのだが、マスコミはコロナ・コロナ言っていないで流行っているはずのインフルエンザについても報じろよと要望していた。

 

P.S. それにしても昼のネットの繋がりにくさって何なの…。回線が繋がらない上に、AWSで障害が起きているということで買い物ができなかったし動画配信も観られなかった。