身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

まだ嫌なことが続く。

 心の闇から這い上がってきたのだが、ここのところ、携帯電話に不気味な着信があり、気に掛かっていた。ワン切りなのだが、折り返しかけると着信拒否になっている。

 ネットで検索しても出てこないが、どこか、見覚えのある電話番号だ。私は仕事用に予備の携帯電話があるので、そちらから架けてみる。

 かつて、私が外出から帰ったら、ある女性に家の鍵が壊されていたということがあった。結局は夫婦喧嘩から逃げてきたのだが、毎晩、私の住むマンションで激しい口論をしていたので大問題になった。

 また、その女性は、鍋に一杯、トマトを煮込んだもの(シチューともいえない)を作って、それを1週間食べ続けるとか、私の家なのに掃除をすると煩いから辞めろとか、さらに、靴下には生鮮食品のパックに貼ってあるシールなども付いている。その人の家の写真を見たら部屋まで生ゴミだらけ。

 そのマンションでの問題を理由に姥捨て山よろしく殺人病院に拉致されて放り込まれたのだが、今まで、色々なところを行きに美てきたところを尊敬すると言いながら、こちらから電話をすると、じゃぁ~ね~という、ふざけた返事。

 当時の主治医には、いっそ、結婚してしまえと言われたが、これだけでなく、また、虚言癖もあった。虚血性心疾患で余命が数ヶ月しかないとか。当時の主治医には、余命いくばくもない虚血性心疾患なんてないぜと言われた。何の病気かは言わない。それから30年たつが、趣味で音楽ライブなどを開いている。

 そんな、反吐が出る奴からの電話がある。仕事用の携帯電話の番号、割れてしまったではないか。不愉快なことが続く。