身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

恐怖の理由。

 昨日の疲れは普通ではなかった。喫茶店で、本も読めずにボーッとしていただけで、なぜ、こんなに疲れるのか。あまりに疲れて事務も歯磨きもしなかった。

 さて、今朝は、午前8時にスッキリ目が覚めた… はずだった。眠気は残るが疲れは取れている感じ。

 よし、今日は恐怖もない… と思うが、すぐに襲われた。これには思い当たる節があり、身体が動かないのだ。

 起きた瞬間は身体が動くから恐怖もないのだが、身体が動かなくなって恐怖を感じるようになったというところだろう。

 身体が動かない恐怖というと一挙手一投足が思うようにいかないことによる恐怖というのが想像されるかもしれないが、それとは違う。

 朝、起きて、顔と歯を洗って着替えて… という、一社会人のプロトコルができないことに関する恐怖である。

 実際、午後になって身体が動くようになると、その恐怖は、若干だが和らぐ。しかし、やっと起き上がったのは午後5時。確定申告にも行けない。

 確定申告については戻ってくる金はあっても払う金はないので資格てもいいかなと思うが、他にも役所に用事がある。

 そして、文学的な活動ができないのが何よりも苦しい。本当に、このBlogを読んでいる方には済まないなと思う。

漲って文学していたときの読者など既にいないのではないか。