身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

インターネットとオカルトの親和性。

 昨日、はぁちゅう氏について惰性でネットサーフィンしていたら、血液クレンジングというニセ医学を広げたと非難されていたはあちゅう氏といえば、私が、この前、取り上げた某プロブロガーのお友達であり怪しい話を売っていることは既述の通り。

 どうも、ネットと怪しい話は親和性が高いらしい。例のプロブロガーの、神社ミッションとか、お金が降って来るとか、こうなるとネットのオカルトである(スピリチュアル自体オカルトだといえるが)。

 子供じみたことを“ままごと”のようにしているのは勝手だが、シャレにならないのはオウム真理教のようにそれで人を殺してしまったりすることである。今回の血液クレンジングで被害者が出なくて良かった。

 真っ当な医者が血液クレンジングを取り上げないのも、オウム真理教が事件を起こすまで放っておかれたのも、誰も、そんなバカなことを本気にするまいと思われていたからであって、決して、それが肯定されたからではない。

 端的な表現が、皮肉なことに同じネット上に見付かった。

 弱った心に入り込む、甘い言葉やラクに稼げそうな情報――。ネット上には、無責任な理論で集客しては人を食い物にする、スピリチュアリスト、霊能者、民間資格カウンセラーなどがあふれています。「この人たちのようになれるかも」と彼らを信じ込んでしまえば、価値観や金銭感覚をゆがめられるのはあっという間。友人や家族を失ってからでは、もう遅い!(サイゾーウーマン黒猫ドラネコの“教祖様”注意報2020年スピリチュアル界隈の“注目株”より)

 

 あぁ、プロブロガー氏も民間資格スピリチュアル系心理カウンセラーを名乗っていました。TVドラマ「コンフィデンスマンJP」に「肩書たくさん名声大好き」という言葉が出てきたが(こういう、ある意味、真理と思われる言葉が出てくるから好き)プロブロガー氏は沢山の肩書をスラッシュで区切るスラッシャーだそうだ。

 人を殺すのよりは罪が軽いのかもしれないが、それでも友人や家族を傷つけるのは不本意なことだろう。しかし、こうなるとネットは未発掘の鉱山で、怪しい話は徳川埋蔵金やM資金みたいだ。仮想通貨詐欺なんて出てくるかもしれないなと思ったら、すでにあった。

wired.jp

 

 日本語でいう「マルチまがい商法」を「ポンジ・スキーム」というのね。肩書も含め、何かを買ったら金が入るとか、そんな、美味い話がポンと検索して出てくるわけないではないか。そんなものがあったら誰も努力もしなければ投機や投資などしない。私の行きつけの店だって口コミが出てきたのは最近になってからだ。

 バカバカしくなってネットサーフィンをした。本当のオカルトをと思ったら、こんなのが出てきた。 怖いというか、グロテスクなものだ(元サイトがあるが.onionドメインのサイトなど違法なものも出ているので取り上げない)。コンベンショナルなオカルトとと言おうか。

 

 それらを見るのは個人の判断でということだろうが、どうせ、有用な情報が出てこないのなら、こういう有害な情報も手動による対策でヒットされないようにしてほしい。サーフェスウェブがダークウェブみたいだ。子供だってポルノが見られる。儲け話といえ、ネットは怪しい話が繁殖しやすいキケンな土壌であることは事実のようだ。