身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

才能の経年劣化。

 だいたい、このBlogを書くとき、1エントリー1時間を目安にしている。昨日は体調が悪くというか疲れ果てて昼から何も手に付かず、このBlogに取り掛かったのは、本当にアップする1時間前。時間厳守と思って取り合えず午後9時にアップしたが、未完成ないので、いったん引っ込め、書き上がったのは午後10時ちかく。

 かつて雑誌記事を書いていたときは、ノリノリで30分もあれば、1,200字の原稿など、それなりのクオリティーの物を書くことができた。しかし、今は、面白いものを書く以前に乗ってこない。以前も書いたが、有名なクリエイターの多くが、歳を取ると同じ品質の物を作るのに時間が掛かると言う。

 今日は昼から眼科の検査だった。緑内障の疑いありということで定期的に検査を受けているのだが、予約が午後2時。毎日、午後4時近くまで起きられないという生活をしているので、ギリギリ間に合ったという感じ。しかも、疲れというより酷い倦怠感で立っているのが、やっと。そこに母からガンガン引っ切りなしに電話が架かってくる。

 年末からシャワーも浴びられておらず、他人に会うのに、これではイカンと思い、シャワーは昨日のうちに浴びておいた。別にシャワーを浴びなくてもいいのに無理して浴びていくところが瓜ヶ谷さんだねと言われたが、シャワーを浴びていかなければダメだろう。

 せっかく身体も綺麗だし、新しい建物を見ながら渋谷の行きつけの店にも寄ってきたいなと思ったが、それどころではない。病気のせいもあるが、明らかに歳を取るたびにクリエイティビティが落ちている。よく、若いうちに読書をしておいた方がいいのは時間がなくなるからというが、時間がなくなるというより、同じ時間に読める内容が少なくなっているからだろう。