身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

Town Alone.

 松戸市小金原にある実家に来ている。数年前に2・3万円で買ったストレージ32GB eMMCのマシンをテザリングで繋いでいる。主メモリが2GBと4GBのモデルがあり、私は4GBのモデルを買ったのだが、画面の描画に時間は掛かるものの、キーの反応が追い付かないということはない。画面もフルHDないのだが、文字も見易い。ただ、キーが小さいしアサインが色々と違って使いにくい。今ならChrome Bookという選択肢もあるだろうが、Windowsマシンだ。

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 さて、最寄り駅・北小金駅前に松屋のトンカツ店「松乃屋」ができていたので昼食を摂ってみた。初松乃屋。ロースかつ定食550円。値段なりだったが、驚くべきは、仕事納めが終わっているのに、結構、繁盛していることである。

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 客層はというと、さすがにサラリーマンは少なく(というか皆無だった)家族連れが多い。北小金の飲食店は、この駅前と国道沿いにあり、子供のころは母に連れられて、よく、国道沿いのすかいらーくに行った。すかいらーくはガストになっても残っており、トラックの運転手などが相手なのか、さらに飲食店が増えている。しかし、駅前というと、ここと、新しくできたイオンの中にドトールコーヒーショップマクドナルドがあるだけで、まぁ、家族連れで入るのには、ここしかないのかなという気がする。

 さて、今日は母の付き添いで近所にあるスーパーに行った。普段なら子育て中のお母さん風情の主婦が買い物をしているのだが、さすがに今日はいない。スーパーまでの道も、アパートは電気が消えて、おそらく帰省しているだろう。買い物客は、私の母のような老人がほとんどで、たまぁに使いを頼まれたであろう高校生がいるくらいだ。

 若者がいないと寂しいものだな… などと思っていたら、ちゃんと、おめかしして革のバックを下げた女性が1人。よく、肉体労働者が飲んでいる安い居酒屋で、君たちと私は同志だとか君たちの気持ちは解るなどとホザいている背広を着たサラリーマンがいるが、そういう、周りの目を意識して勘違いした人たちではない。なぜ、この過疎の町に若い女性が1人いるのか。その背後にある物語が気になった。