身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

コレクションアイテム。

 不思議なことに、文学作品からメンヘラ日記にシフトして、セッション維持時間は減っているもののPVが微増している。以前、あまり精神の方に偏ってしまうのも… と書いたら、懸命に治療に励んでいる人もいるという意見をいただいていたのだが(まだ読んでいらっしゃるのかしら)一定数のニーズがあることが判った。

 さて、その精神の方だが、昨晩から調子が悪い。過眠の傾向があるので不眠時の頓服として出ているレスリンを服まなかったのだが魘された。ヒルナミンが出ているときは死んだように寝ていたのだが、昼まで死んだようになっていても困るのでと訪問看護師と相談してレスリンに変えてもらった。

 どういう状態なのか今になるとハッキリ思い出せないが、調子が悪く、初めて不安時の頓服としてレスリンを服んだ。ヒルナミンのときは意識が弱くなると恐怖を感じたのだが、それはない。ただ、怠い。そして、ワーッとなる感じがあったのだが、幸か不幸か起き上がることもできないので何もしないで済んだ。

 今晩はTVドラマは観られないな… と思ってTV番組表を見るが、普段、観ている連続のTVドラマはない。「同期のサクラ」は特番で飛んだようだ。このドラマ、前作の「ハケン占い師アタル」と、そっくりで、面白くないのだが、なぜか観てしまう。今シーズンは、不思議と途中で観るのを止めたTVドラマはない。

 昨日、「G線上のあなたと私」まで時間を持て余し、数年ぶりに「開運!なんでも鑑定団」を観た。しかし、お宝だと判ってハッピーというより玉砕する人が多数なのに、なぜ「開運」なのか。昨日は、漱石の遺品が出るというので楽しみにしていたら、単に原稿が出ただけだった。日本近代文学会と岩波書店で把握していない原稿を探しているのも知っていたし、目新しさがなかった。

 目新しいものが、そんな頻繁に出てくるわけがないので、私が期待しすぎたのだろう。しかし、漱石の写真が数枚、出てきたのだが、きちんと、時代に沿った写真が掲載されていたことには感心した。漱石の写真を見慣れていない人に簡単な見分け方をご教示すると、髭をダリのように跳ね上げているのは「修善寺の大患」以前のものらしい(早稲田の中島国彦先生に聞いた)。

 しかし、そこに出てくる多様な人のコレクションを見ると、私は、まだ甘いのではないかと思う。少し前、カメラを、何台ではなく何十㎏という単位で処分したのだが、最近、メルカリの売り上げで購入したりして、また台数が増えつつある。それも変な買い方で、使いもしないのに、お買い得と思ったアクセサリーを買い、やがて、よそで本体を買うという買い方だ。

 フィルムのカメラを3台、残しておいたのだが、さらに今回、ヤフオク! で、この価格で買えればラッキーという価格で入札してある。レンズ付きなのだが、レンズの値段にも満たない値段で入札した。他人に落札されれば、それはそれで構わないと思いながら、少しでも欲しいと思っている自分がいる。買っても使い途はないのに。