身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

セーラー服は5割増し。

 また件のマンションオーナーの友達とファミレスで食事をして帰った来たところだ。この人は、自分が言っていることの何処が世間とズレているのか自覚がないようだがズレているということは認識しているようで、それは親が土地を残してくれて姉がマンションを建ててくれたから言っていられるということを謙虚に受け止めていて、だから私と友達として長続きしている気がする。

 で、帰りに大規模なTVドラマと思しき撮影現場に遭遇した。規模としては、我が白金四の橋商店街が狂喜乱舞した「逃げるは恥だが役に立つ」以来の規模である。どんな作品ができるのか楽しみだ。今回も星野源さんくらいのアイドルを身近に見られるのか、そして、また寓居が映っていないか、ワクワクする。

 さて、そのTVドラマであるが、実家から帰って慌てて録画した番組を消化していている。録画であるが、観方は、さながらザッピングだ。最初に目に着いたのは「時効警察はじめました」初話のセーラー服の女性。もう、中年のオッサンってものは…。最初、早見あかりさんだと思ったら、なんと小雪さん。歳が全然、違うが、まったく違和感がない。

 また、これは録画した記憶がないのだが、「抱かれたい12人の女たち」の第2話にもセーラー服の女性が。もう、設定からして関西系のイヤらしさ(←関東人視線)満点で、あんなバーテンダーいねぇよと思いながら観ていて、若月佑美さん(申し訳ないが、この人、知りませんでした)が出てきて、こんな女優もいねぇよと思ったら、さらにセーラー服に着替えるというナンセンスがナンセンスを呼ぶ展開に。

 もう違和感しかないのだが、後日談というか収録後のコメントで、山本耕史さんが、この空間にセーラー服という存在は… というような話をしていて、まさにそれだという気がする。違和感アリアリのバーに違和感アリアリのセーラー服であるが、これだけ違和感があると本当にイヤらしい。普通に中高生がセーラー服を着るより妙齢を過ぎた女性が来たほうが、むしろ女っぷりが引き立つのではないかと、単に自分のフェティシズムを成文化しただけのお話でした。