身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

都会のネズミ。

 実家にて。夜、静かで眠れない。寝てしまえば静けさは何とかなるが、実家の隣は駐車場なので自動車の音が相対的に煩く感じ、自宅にいるときは平気な音量でも目が覚めてしまう。

 音といえば、初めてHi-Res音源を買い、同じアルバムのHi-Fi音源では高音と低音に片寄った音源だったので、これでダイナミックレンジが広がって、そこに音が偏ったら頭が痛くなると思ったのだが、逆に偏りがなくなり、息づかいまで聴こえるようになった。

 さらに、今回、スマートフォンに入れて持ち出してHi-Res対応でないイヤホンで聴いても音の細かさが判り驚いている。

 しかし音楽だけでは時間を持て余してしまい、本を持ってくればよかったなと思う。なんと贅沢な悩みなのだろう。