身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

血圧が上がりそうだった。

 血圧が上がると表現する人がいるが、単にカーッと腹が立つことはあっても血圧が上がってる~と思うことはなかった。それが、今日、これは血圧が上がるわと思うことがあった。

 

 こういうことだ。KDDIフィナンシャルサービスから

【重要】カードがお届けできませんでした(au WALLET クレジットカード)

というEメールが来た。そして、ほぼ同時に、店でカードを使おうとしたら利用できないと言われた。あぁ、新しいカードに切り替われなくなって使用できないのだなと思いコールセンターに電話。

 これも

お電話でのお問い合わせ
■自動音声応答/紛失・盗難:24時間
0120-994-388(通話料無料)

という番号に架けたら、オペレーター対応は他の番号に架けてくれとアナウンス。確かに、そのEメールを確認したら、ずっと下のほうに

■オペレーター受付:9:00〜18:00(年中無休)
KDDIフィナンシャルサービス コールセンター
03-6758-7388(通話料有料)

という記載があるのだが、端っから自動音声応答で解決しない内容なのだから、これだけを記載してほしい。そして、その番号に架けると、回線が混雑しているので待ってくれというアナウンスが終わると同時に電話が切れる。

 何回、架けても、これと話し中の繰り返し。本当に通信会社が親会社なのだろうかと疑問に思う。携帯電話の再起動しても改善しなかったので思わず固定電話(加入電話)から架けた。通話料を返せという気分だ。

 何とかオペレーターに繋がったものの、クレジットカードが使えないが期限切れですか? と訊くと「期限は切れていませんよぉ」と言う(実際に有効期限は今月いっぱい)。「いませんよぉ」という言葉遣いも腹立たしく、だったら何で使えないんですか? と訊くと、それは期限切れだからですと言う。どっちが本当なんだ。血圧あがる~と思ったのは、この時だ。

 自分の裁量では何ともできないので上司に代わりますと向こうから言われたことはあるが、自分から上司に代われというセリフを使ったのは、おそらく初めてではないか。この上司が言うことも怪しかった。

 私が最初に書いたように新しいカードに切り替えられなかったためだと言うが、だったら、なぜ、カードが使えなくなる前に連絡をくれないのだと、私も、思わず食い下がってしまった。新しいカードが到着するのを待ってくれの一点張りなので、こっちも即時に使えるようにしろと詰め寄る。そうしたら、さらに上の上司に。

 その上司が確認したところによると、カードが届かなかったのは事実だが、それによって今のカードが使えなくなることはないという。カードの利用履歴を確認したが、認証エラーが出ていないどころか認証のリクエストさえないので、店のカードリーダーがエラーを起こしていたのではないかとのことだった。なので、今のカードはご使用いただけますと。

 電話が繋がらなかったりオペレーターの口利きに腹を立てていたこともあるので熱が一気に冷めてしまったが、逆をいうと、口の利き方もダメなら言っている内容も出鱈目という最初のオペレーターは、いる意味があるのか。

 コールセンターに勤めていたこともあり、実は貿易事務の次に長いキャリアなのだが、コールセンターというのは顧客の問い合わせ内容を汲み取るのと、それに的確に応えるのが仕事だと思っている。その肝心な2点に加え口の利き方もなっていないという、そのオペレーターは存在する意味がないと思う。

 

 こんなことで血圧が上がっては腹が立つので、ポイントが貯まろうと、このクレジットカードは解約しようと思っている。