身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

やっぱり判らないときは考える。

 昨晩は眠剤を服んでから、映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」を観た。冒頭の吉田羊さんの手加減しない演技はショッキングではあるが、なんか白々しい。綺麗事という言葉に近い作為を感じた。

 頭でっかちな作品! と思い、このBlogのエントリーのタイトルは、それも意識して付けたのだが、この映画については、またの機会に譲る。なんせ眠剤を服んだ頭で観ていたので、もう1回、観ます。

 

 夜更かししたせいか判らないが、今朝は眠剤が残っていて、なかなか起きられない。無理して起きて浜松町へ。

 MGCと呼ばれるマラソン大会の影響でバスが止まっている。しかし、この名前「丸の内ガールズコレクション」とかの略かと思った。たしかに正式名称は長いものな。

 バスで出掛けたのだが、運転が再開するのを待ち、さらにバスロケーションシステムの情報を見て、6分待ち、4つ前の停留所にいることを確認して家を出た。

 バス停は寓居の200m先なのだが、バス停の前の交差点で信号待ちをしていたらバスが通過していった。結果、次のバスまで20分待ち。なんで…。

 浜松町は鎮守・芝大神宮の祭禮。かくいう寓居も鎮守・白金氷川神社の祭禮なのだが、江戸三大祭りくらいなら見てもいいと思うがが、あまり祭りは好きではない。

 古川橋を挟む昔の地名でいう浜松町四丁目・湊町と金杉川口町は船宿の町だけあって、山車が違う。関係ないけど芝大神宮は行ったことはないが、白金氷川神社の社殿は、氏子に八芳園があるので、木造の、なかなかいい日本建築だ。

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 祭禮ともマラソンとも関係なくモノレールは動いている。最近、は浜松町駅から遠くの場所でも外国人を目にするのだが、安宿でもあるのだろうか。

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 さて、浜松町では例によって精神障害者地域活動支援センターに寄ったのだが、ほとんど新聞を読みに行ったようなものである。あと、日曜日は近所のスーパーで賞味期限ちかくの割引のパンが残っている。

 日曜日の新聞はニュース記事以外が面白い。読売新聞なのだが、英語学習の記事があって、英字版の記事に軽い解説と和訳が載っているコーナーがあった。

 専門学校時代、講師に、NHKの英語ニュースを見ると勉強になると言われて、たしかに日本のニュースを英語でというのは有意義だと思う。

 安直な例えで申し訳ないのだが、"Non-tariff Trade Barrier"という言葉があったら、「non=非」「tariff=関税」「trade=貿易」「barrier=障壁」で「非関税貿易障壁」だなと良い意味で訳が透けて原語が判る。

 読売新聞の英語学習記事は消費税率アップのニュースを取り上げていた。税率の引き上げに"increase"や"raise"ではなく"hike"を使っていたのが意外だった(実は"hike"に引き上げという意味があるとは知らなかった)が、透けた訳や前後から推測して、単語は、だいたい判る。

 それでも読めない文章があってショックだった。ペンを持ち出して構文を考えてしまった。「the 比較級, the 比較級」と「関係代名詞の非限定用法」が1文の中で出てきてカンマが沢山ある。

 やっぱり、言葉というのは理解できないときは考えるものです。

 以前、日本語を勉強している外国人に、5つある活用形をすべて覚えなければ駄目? と訊かれたが、それが先生の方針なら覚えておいた方がいいと思う。

 私だって現代文は普通に読むけど、古文を読むときは、たまに助動詞を意識する。というか、古文は助動詞で決まるのではないかとさえ思う。

 日本人が日本語を読むときに文法の知識を使うくらいだから、外国語の知識はやはり必要だなと、ことあるごとに実感する。

 しかし、実感できないで覚えろというのは、けっこう苦痛だ。しつこいぐらいに書いているが、私の高校時代の英語の偏差値は30だった。

 英語は活用形が3つしかなくてもそうなのだから、まぁ、日本語の活用形をすべて覚えなければ駄目? という人の気持ちも判る。

 感覚で理解できないときは考えるしかないのだが、考えるときは、やはり知識というのは必要で、それこそが言語学習なのだなと思った今日だった。

 

参考・NHKワールド JAPAN

www3.nhk.or.jp