友人のお勧めで、その友人宅でBlu-rayで観た。ソフトウェアの話でなくて申し訳ないが、いつもPCの画面で何事も済ませている私には、TV画面で観たBlu-rayの画面が綺麗で驚いた。
さて、内容だが、その友人の感想やネットの口コミで散見されるほど、結末(主人公・エスターの素性)に意外性は感じなかった。この映画の本分は、エスターの行動にあると思う。
序の口だけ書くと、平気で鳥を石で叩き殺す。そのサイコパスな行動が怖いのだが、ちょっとモヤモヤしたのは、エスターがやっていることが凝っているのか凝っていないのか判らないということだ。
凝った(知能犯的な)ことをしていたら、それはそれで物語のテンポが失われれる気もするが、私には少し退屈だった。ただ、エピソードのひとつひとつはショッキングではあるので、その迫力は、できれば大スクリーンとサラウンド音声で楽しんで欲しい。
しかし、日本のホラー映画は舞台設定が非日常のものが多く、ちょっとした白々しさから全体が白々しく感じるようになるのに、アメリカ映画は恐怖が日常の中にあり、それが自然で良い。物語が破綻しないホラーということでは評価できる作品だ。