身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

午後5時。

 今日は起きたのは午後5時。昨晩、税理士から揃えなければいけない書類のEメールが来て、ほとんどが母が揃えるものだし私には手に追えない。

 母に電話をすると、だから相続の手続きなどするからいけないんだ! そんなものは放っておけばいいんだ! とガチャ切り。

 こっちは要介護2級だから勝手にやれとも言われるが、赤の他人だといって30年も音信不通にしておいて何を言う。

 こちらが様子を聞いても関係ないといって、大病をしたことさえ教えなかったではないか。私は私で、赤の他人と言われて手術も入院も独りでしたのに。

 延滞税が何百万単位で膨れ上がっているらしい。母は自己資産を入れると数千万円くらい相続しているからいいが、私など国産自動車1台分しか相続してない。

 大学に行かせてくれたりしたのなら許してやってもいいが、こっちは、自腹で入った大学まで辞めさせられたのだ。大学に行くぐらいの金は残して死ね。

 しかし、いまだに怠くて文章が書けない。朦朧として何を書いているのかも訳が判らない。