身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

精神力で保っているようなところ。

 書くことを生きる支えにしているが、今日は、さすがにそれも駄目かと思った。起きたときから時計すら見られず、おそらく午前11時ごろなのだが、この時間になっても起きられない自分を責めてしまう。

 今までは、それでも書かねばという気持ちで歯を食いしばって起きていたのだが、今日は書こうという気力さえ湧かなかった。起きたのは、午後8時、慌てて書いている。昨日は離人間に悩まされ、本筋だけ失わないようにしたら他はボロボロだし、もう、限界が近づいているのかもしれない。

 

 Blogではなく書いている“作品”に盛り込む予定だったエピソードから。

 私は小学生時代、「お前の母ちゃんキチガイ」とイジメに遭っていた。当時のイジメというのは今に比べると凄惨で、靴に画鋲を入れるどころか、振っても落ちないようにテープ止めなどされた。ジャンパーのライナーを開けて裏地から画鋲が出るようにされたり。

 数人に締め押さえられ動けないようにされて暴力も振るわれた。数年後、酒の席のトイレで謝られた。よほど、謝ろう謝ろうと思っていた様子が窺えて、子供には罪はないよと言ってしまったのだが、今の彼は、どう思っているのだろうか。

 イジメで自殺者が出て社会問題になったのは、その数年後か。石田衣良さんも何かに寄せて書いていた。報道を聞くと、イジメの内容は、中には眉を顰めるものもあったが、だいたいが、私にとっては、その程度で死んじゃうんだ… と思うものだった。

 

生き延びることは大事。