身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

駄目だ。

 今日も布団の中から。書きたいことは沢山あるのに。

 精神障害者自立支援センターに相談するも、なぜ、好きなことをしているのに書けないと苦しいんでしょうねと言われる。こっちは遊びではないんだ。

 また、もう3日、顔も洗えていない。日記帳は1単語。前のクズ医者は、それをゴロゴロしたいための言い訳と言った。

 アルバイトして働く訓練をしてなどと言うので、丸の内で商社マンをしていたことがあると言うと、またまたぁと、それも方便あるいは嘘とされた。

 精神障害者自立支援センターの職員は専門家ではないから判らないのは仕方がないとして、医者の分際で苦しんでいる患者を言い訳をして嘘を付くと括るとは何事だ。

 こんなに努力したくて努力したくて仕方がないのにできない苦しさが判るか。それをゴロゴロしたいための言い訳とは何事だ。思わず医者の名前を書こうとしてしまった。

 少し苦しさが楽になったと思ったら恐怖に近い孤独感がする。口悔しくて口悔しくて書かずにおれない。でも書けない、この苦しさよ。