身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

動画アップしちゃえ! は、ほぼ全てバカッターです。

 昨日、バスで子供を引き摺り下ろして席に座ったとさせる老人と若い女性との口論が撮影され、ネットにアップされた動画が物議を醸した。

 ずっと、このBlogをお読みの方なら、私が、その“内容に”どういう見解を持っているかお判りかと思うが、今回の話題は、その行為自体についてである。

  実は昨日、私も動画を撮られた(アップされたか判らない)。眠剤を服んで寓居マンション1階にあるコンビニに飲み物を買いに行ったときのこと。

 マンション内の、かなり邪魔な位置に、自転車シェアリングの自転車が放置してあった。こんな時間に何故これがと思い自転車を覗き込むと、UberEatsだか楽天デリバリーだかの鞄を背負った若者が現れた。

 言葉を発していないときからポカンと口を開いている、ティピカルなバカヅラである。そして、言うことがバカである。

 自転車を盗もうとしてんじゃねーよ、バーカ・バーカ。

 相手を悪く言うときに根拠なくバカと言うのを聞いたのは小学生時代以来かしら。バカと言っている相手にバカと思われているとしたら、自分は何なのかとか思わないのかしら。実際、顔だけ見ると小学生といっても通用しそうだし。

 そして、やおらスマートフォンを取り出して、バーカ・バーカを繰り返しながら私の動画を撮り出した。

  一応、記録として相手の顔写真を撮っておいたが、さすがに相手がバカで悪人であっても、メディアに顔を出すことを職業としない人の顔を無断でネットにアップはできない。

 もし、眠剤が効いていなかったら、その場で110番して警察に突き出していた。悪いことをしている=動画とってアップしちゃえ! ではなく、法に委ねるのが正しい対処ではないのか。

 で、話は冒頭の動画に戻る。オリジナルは、これ。

 

 これを敢えて引用するのは、返信(に対する承太郎氏の更なる返信)も見ていただくためで他意はない。(“内容”的にいうと、優先席でなければ年寄りに席を譲らなくていいのかとか首を傾げるところは沢山ありますけどね。)やはり私と同じ感慨を持つ人はいるようで、抗議を受けた模様。

 それを、この承太郎という人は、経緯をスクリーンショットに撮って拡散。抗議の挙げ句にブロックされたことを、こう思っている様子。

 

 タイムラインをさらに見ると

 

 自分が、そういう行為をバカだと思わなくても、バカ・非常識といわれたら、イキがるより、他人は、そう思っていることだけは意識した方がいい。

 

…なお、法治国家ではリンチは犯罪であることをお忘れなく。