身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

低血糖でクラクラ。

 近所の総合病院で大腸鏡の検査を受け、夕刻、帰りました。

 

 昨日の夜から下剤を服んでいて、夜はノンストップで眠れなかったのですが、今朝は普通に戻っていました。

 前回、定期検診で大腸鏡検査になりますと言われたとき、「モビプレップ」という下剤を家で服んでくるか病院で服むか選んでくださいと言われたのですが、その量、2ℓ。

 家で服んで(もう、この量になると「飲」んでですよね)来たら途中で困るだろうと思い、病院で服むことにしたのだけど、やはり判断は正しかった。

 ミニマムで1ℓ、その後、水を飲んで様子を見、以降1ℓは加減を見てという感じだったのですが、1ℓ飲んだ時点では、便意を全く催さず。

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 よく循環するように院内を歩いて身体を動かしてみてくださいと言われ、倒れてもいいようにとアメリカ兵が下げているドッグタグよろしく名札を渡され。

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 大学付属の病院なのだけど、美容外科があるんだ… と、妙なところに感心したり。確かに痣がある人のメイクとか医療のうちだものなと考え直したりして。

 それで、やっと500㏄追加(つまり1.5ℓ)のところでOKが出て、予約よりも2時間も早く来てしまったので控室でTVを観ていました。この間にインターバルで水を飲まされるのだけど(冒頭の写真に書いてある1ℓ飲んだ後の半量=500cc)それで昨晩排出した分の脱水が回復したようです。

 今、この医薬品について調べてみたら、飲み方の公式説明ページがある。「一人では服用しないでください。」って、無茶苦茶、危険じゃないか。

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 午後1時30分にTVを観るのなんて久しぶりの気がする。そして、TVの右上にも「モビプレップ」の服用方法が、「モノノ怪」のお札よろしく至るところに。

 予約は午後2時半だったのですが、午前10時半に病院に入って、準備が整ったのが、この時間ですよ。まぁ、結果的に待ち時間が少なかったので良かったのですが。

 検査は至って簡単に終わりました。ファイバースコープを突っ込まれるのかと思ったら、今は電子式のカメラなんですね(つまり、腸の中を通っていくのは光ファイバーではなく電線)。

 そういえば私が光学機器メーカーにいたとき、他社が口から飲むカプセル状のカメラを開発していたのだけど、あれは、どうなったのだろう。

 ファイバースコープの時代はカメラの先端に鉗子が付いていて、表面を引きちぎるくらいしかできなかったのですが、今は、何でもできるようで、ポリープが見付かったので、スネアで挟んで電メスで焼きますと。

 私が最初に内視鏡胃カメラ)検査を受けたのは10年前くらいかな。当時は、まだ太くて、麻酔をガンガンかけても吐き気がして仕方がありませんでしたよ。

 技術の進歩とは早いものです。これだけ、負担が少なくなるとは。しかし、これは光学機器メーカーも開発しがいがあるよなぁ。

 そして、検査(&手術)が終わったときには、なんだ、大したことないじゃん、バスで帰ってくださいと言われたけど歩いて帰ろう! と思ったら、フラッと。

 どうも空腹による低血糖らしくて、缶コーヒーやチョコレートを大量に摂ったのだけど、まだフラフラしています。

 もう、本当は、ぜんぜん、別なことを書こうと思っていたのですが、力が入らない…。

 文章が常体(だ・である)ではなく敬体(です・ます)である上に文末も言い切っていないことからも力の入らなさが判っていただけたらと。

 最後に、一息ついて病院の敷地内に咲いていた梅を。東京は明日から寒いどころか大雪になるそうです。

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