身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

たまには読者のことを。

 本を携えて渋谷に。いつもは夕食を摂りに行く感じなのだが、後述のように寝起きで、二度寝しないように昼から出掛けた。最近、何を食べても美味く感じず、腹を満たすために食べている感じだ。そのような調子で外食するのは勿体ないので、家で適当に昼食を摂って出る。

 いつもと違う渋谷。まだ高校生は学校が終わっていないようだ。カップルも少ない。そして、彼らはアフターファイブのデートのカップルだったのだなと思う。センター街も見ての通りで、普通にプライバシーに配慮しながら写真を撮れるのが不思議。

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 本を持って行きつけの喫茶店へ。こちらは混んでいた。なんでこんなに混んでいるの… と思うが、考えてみればティータイムである。外国人観光客も多い。今日はアイスコーヒーだったので、日替わりのカップはなし。

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 今年も宜しくと言われ、そういえば、ここに来るのは今年初めてだなと思う。美味しいコーヒーを飲もうとも思わなかった。今日も本を読みに来た感じ。写真は店の入り口の福助。今年は亥年なんだな。来年、私は48歳の年男だと気付く。私の40歳代は何だったのだろう。

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 昨日は会心の出来だったのに飛んでしまって、今日まで引きずるかなぁと思ったのだけど、今日は意外にも冷静だ。かつて「憑き物が落ちた。」というエントリーをアップしたが、そんな感じだ。書くことに囚われていたのだろう。ちなみに原因はMicrosft Edgeのようだ。皆にGoogle Chromeを使えと言われていたのに、言うことを聞かなかった罰だな。

 睡眠時間自体は充分あるのに、眠れずに睡眠時間が4時間という日が続いた。サラリーマン時代の私が聞いたら、勿体ないとしか言えないだろう。朝、目が覚めてから、思い切って精神安定剤を服んで寝たらスッキリした。寝不足もあったのかもしれない。

 さて、私は自分のBlogが“読まれている”基準として、読者のセッション維持時間を見ている。開設1周年のときは5分に届こうとしていた。それが、父が死んでから、ずっと1分を切っていて、なんとかせねばと思っていた。

 一昨日のエントリー不本意な出来ながらリピーターのセッション維持時間が1分を超えて、昨日のエントリーは力が入ってしまった。午前中から何を書こうか考えていて、メルカリに出品した物が瞬時に売れて、その直後にNHK NEWS WEBでメルカリが取り上げられたので、メルカリのことを書こうと思っていたが書けない。

 軽い物なら書けるというのではなく、軽い物も1文字も書けないという状況に、かなり焦った。そして、夜になり、かなり思い詰めながらPCに向かっていたら、スラスラと書けるようになった。しかも、けっこう重いものを。

 最近はアップしていないが、"Tokyo Sightseeners' Guide"という観光案内的なシリーズもアップしていて、それはそれで読者がいるのだが、やはり、このBlogもタイトルを「身の上話」としているくらいだから、重いものがメインテーマだと思っている。

 既述のように、SEOはしないといいながら(というか最適化の方法が判らないしページのディスクリプションを書き換えるのも面倒)、どんなものが、どういう風に読まれているのかはチェックしている。これは、読者傾向を探る意味の他に、炎上が怖いというのがある。

 前のBlogが面白おかしく改竄され、わざと変な解釈を加えられ顔写真付きで住所・氏名まで晒されて炎上したので、特にリンク元のサイトというのはチェックしている。

 Twitterでコンタクトを取らせていただいた読者の方に辿り着いたのは、このような経緯である。最近になり「5ちゃんねる」からのリンクがあり、また興味本位というか馬鹿にするネタに取り上げているのかと思ったが、真面目なスレッドだったので驚いた。

 以前も書いたが、私の世代は5ちゃんねる(当時は「2ちゃんねる」)というものに良い印象はない。「2ちゃんねらー」と呼ばれる人たちが、ひたすら色んなものを叩くサイトだった。「電車男」など異例中の異例で、なので「2ちゃんねる発の」というキャッチフレーズが付いたのだろう。

 さて、取り上げられていたのは「メンタルヘルス」という掲示板で、精神病にならない環境づくりは、どうしたらよいのかというスレッドだった。Twitterや他のサイトも含めた、このBlogの読者は、精神を病んでいても、前向きに治療に取り組んでいる人が多い。

 かつてFacebookメンタルヘルス系のグループに入っていたことがあったが、今は入っていない。そして、まったくお勧めしない。病気を良くしようと思う人がいないからだ。できないというと、それでいいと書かれる。かつて入っていた友人は、薬を服んでいるでしょう、あなたも病んでいるんですと、病気を良くしようと思わない人たちの仲間に引きずり込まれたそうだ。

 このBlogのURL(サブドメイン)に"circumstances"という判りにくい単語を付けたのも、自分が置かれた環境について書くという思いがあるからだ。そして、そういう真面目な読者の存在を知ると、もっと誠実に、真面目に書いていきたいなと思う。