身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

今日も実家に行く。

 母に携帯電話を持たせているのだが、昨日、初めて、そこから電話があった。叔父が来ているというので叔父に使い方を教わったらしい。

 叔父が話があるというのだが、叔父は、私が電話をしても一切、出ないし、どうせ、嫌な話しかしないのは目に見えている。私が切り返すと逃げる。

 そして、母は、私が仕事や通院で飛び回っているのに、例のバカのひとつ覚えで通帳・通帳と言う。金を自分のものにしたいために嬉々として手続きに飛び回っているんだろうと言う。守銭奴である。

 今日は遺産分割協議に行く予定だが、叔父がいたら、まとまる話もまとまらないので、銀行で金が降ろせるのなら、それだけ済ませてこようと思っている。