身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

贔屓目。

 まだまだ松戸の実家にいる。私は帰ると言っているのに帰るなと言う。他にも色々と母親は勝手だ。実家はインターネット契約がないので、市役所の支所が電子申請のために引いているWi-Fiを目的外に借りている。
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 今日は郵便局に生命保険(簡易保険)の請求手続きと郵便貯金の相続手続き。簡易保険は職員の手続きミスで書類を3回出し直し&代筆者として住所・氏名の書き直し。母の代理で申請書を書き、打ち出した書類をチェックしているのは私なのに、母は、こんな面倒なことをさせるなと言う。私が独りでできることは全て委任状を取って私がやった。
 郵便局で最近になりシステムの更新があり処理が変わったと言われ、普段の私なら腹を建てるところだが、私も事務職だったので、なんとなく理解してしまう。そして、貰った書類も何気なくチェックしてしまい、またミスを見付けてしまう。私も同じことをしてたよな… と思って、同じ事務職だからという“贔屓目”で見てしまう。私はしたことがないが、身内贔屓というのは、同じようなものなのだろうか。
 しかし、郵便局というのは不思議な組織だ。簡易保険は郵便局で、郵便貯金は、ゆうちょ銀行の扱いだという。簡易保険は郵便局の扱いなのに、今までミスに出会ったことがない郵便と同じ部署がやっていると思うと不思議だ。ただ、お客様優先の考えは、ゆうちょ銀行より優れているようだ。その後に行った、ゆうちょ銀行の愛想の悪いこと。民間の銀行のような、客の預金があってこそという感じがないのは、送金が中心だからなのだろうか。これは、むしろ、仕事で銀行と密接に関わっていただけに贔屓目に見られない。
 さて、市役所が閉まる時間だ。