身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

「身の上話」の舞台。

 まだ実家にいる。疲れが取れているはずなのに、昼過ぎまで目が覚めているのに身体が動かなかった。
 毎日、飲んだくれている叔父は、ひと足先に帰った。母と2人だが、母は叔父のために食事は作るのに、私には作らない。
 そして、叔父は毎日(毎日のようにではなく本当に毎日)酒を飲んでいるのに、彼は倹しい生活をしていると言う。お父さんは生前、好きなものも食べず、お前に金を送ってやっていたと言うのだが、虐待で私を障害者にしたのは両親だ。
 また、私の家の電気代が月に3,000円も係るのは高いといってブレーカーを落としていったのに(サーバーが壊れるし)実家の検針票を見ると冷房を付けていない月で8,000円、係っている。
 私は、小中学校を準首席で出たし、専門学校も全優で出た。しかし、それでも遊んでいると言われて大学には行かせてもらえなかった。
 私は長年、親にそう言われるのは、自分の努力が足りないのからだと思っていた。しかし、いくら努力しても、それが親の目には入らないのだと気が付いたのは、大学に行かせてもらえなかったときだ。
 今、私は親に幽閉されていた夏は40℃を越える部屋にいる。今でも、自分は暖房がある部屋で、なんの遠慮もなく暖房を付けている。
 今、そういう「身の上話」の舞台になった家にいて、やはり書かなくてはという気持ちを新たにしている。
 オウム真理教は、事件を起こすまで実態が明らかにならなかった。松本サリン事件が明るみに出てからでさえ、人間を電子レンジのようなもので焼くなんて信じられないと言う人が多かった。
 世の中、表に出ない奇なことは多い。そして、その被害者は数えきれない。自分の書くものが、そういう人たちの助けになればと思っている。