身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

担当者の当たり外れ。

※音が出ます


2018年10月10日・渋谷ハチ公前スクランブル交差点

 

 6日ぶりに東京に帰っている。なぜか、私は、東京にいると、ここに行きたくなる。帰りに銀座でランチしてきたのだが、なぜか渋谷に行きたくなる。

 渋谷では父の携帯電話の解約、遺影作りなど。携帯電話の解約は難なくできたのだが、店員さんが、こういう事例は初めてなものでと恐縮していた。

 契約者がバタバタ死ぬことはありませんからねと言ったら、なにか救われたような眼をしていた。どんな仕事でもイレギュラーは付き物だし、私は、持ち込んだ仕事がイレギュラーであるとことは自覚している。

 しかし、ここ数日、役所を回っていて、当たり外れというか、担当者によって対応や運用が大きく異なることに気が付いた。

 まず、松戸市役所である。ある支所では委任状を持っていったら、代筆は委任権の行使と見做されたのだが、他の支所では事由説明書を書かされた。

 次に年金事務所である。これは隣の窓口担当者との態度の乖離というか差に驚いた(笑)。隣の窓口の人は、いちいち項目を説明しているのだが、私の担当者は、単に、ここにこう書いてくださいと言うだけ。

 なぜ、その事項を書かなければいけないのか判らないし、判らないから欄を見ても判断が付かず、そのくせ数ページを一気に進めるので、どこに、どう書くのかを覚えていなくてはならない。

 私も事務の専門職だったから、この人は型だけ覚えていて内容は理解していないんだろうなと予想は付いたのだが、Facebookでその理由を書いたら偏見だと非難されたので書かない。

 ただ、これは書いておこう。この担当者は、そこは、そうではないんです! と何度も叱責したのだが、ねんきんダイヤルの担当者は、私が理解した内容を話すと、そうなんです! と喜んでくれた。

 しかし、もっと困るのが手数料である。東京都港区で戸籍謄本を取ったら、国に出すので無料と言われた。かつて私が所得証明を取ったときも、年金ではなかったが、国に出すのなら無料と言われた。

 他方、松戸市では、年金用だと申請しているのに、しっかりと手数料を取られた。区市町村のサービスはユニバーサルサービスなのだと勝手に思っていたので、市区町村により手数料が違うのには驚いた。

 「住まば都。」のエントリーの続きになってしまったが、やはり住みやすいのは都である。しかし、救いなのは、都内でもロクな本がない区もあるのに、近所の市立図書館に良書が揃っていることだ。親の福祉サービスも抜かりはない。一応は文化都市… なのかな。