身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

利用者を追い詰める福祉の人。

 TVドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」を観た。フィクションの世界だから、当然、台本に沿った良い人しか描かれていないし、実際、そういう人が多いのだが、ヤクニンというものは、往々にして、そういう人ばかりではない。

 私は、幸い、担当の保健師には恵まれてきたのだが、今の保健師には、何か相談しようとすると「医者に通っているのだから医者に相談してください」と言われる。同僚の方は前述のように真面目な人が多く「折り返し電話をさせます」と言うのだが架かってきたことがない。

 今の私を管轄する東京都港区役所では、保健師ではない他の職員の方の方が福祉ということに関する意識が高いように見える。TVドラマに描かれているような良心的な人が多いのに、なんで、そういう人が保健師ではなく、こういう人が保健師なのだという思いがする。

 今日は、いずれにせよ区役所は休みなので、区の施設「あいはーと・みなと」に電話をした。そうしたら前科持ちの犯罪者呼ばわりされた。自分の財布から札を抜かれても何とも思わないのかとも言われた。良心の呵責に苛まれているのに、他人に危害を与えるのことを何とも思っていないと複数の職員に言われた。疲れてボロボロだというのに長々と説教された。

 何とも思っていないのなら、こんな相談しはしない。かつてのエントリーに書いたことと同じ。いや、それ以上だ。そもそも聞こうという気すらないのだから。寄り添う気持ちもない人は福祉の職に就いてはいけないと思う。当てつけに何かしそうだ。しかし、犯罪を誘発した罪というのは、今はない。

 

ごめんなさい、不貞腐れて棄酒を飲んでいます。