身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

つまんない。

 鷺沢萠『少年たちの終わらない夜』を読み終えた。昨日も色々と書いたが、正直な感想を書くと、すごく、つまらなかった。ああいうことに拘らなければ何も書けない感じだ。

 青春ものとは何か違うし、純文学といわれても娯楽作品いわれても首を傾げてしまう。普通、私は、本を2回、読むのだが、1回しか読まず(しかも丁寧に読まずに)に図書館へ返してしまった。

 さて、つまらないといえば、このBlogも人後に落ちない。上に書いた作品より酷い固有名詞の羅列である。

 書くものが、つまらないのは、日ごろ、つまらない体験しかしていないからである。とりあえず、現状を打開すべく外出した。

 いつもは安易に渋谷に出るのだが、ちょっと気分を変えようと、地下鉄で日比谷へ。サラリーマン時代、通勤で使っていた同じ電車、同じ駅、同じ出口である。

 店が開くのは、だいたい午前10時なので、午前9時半に家を出た。ラッシュが終わっているのは予想が付いたが、意外と早く着いてしまった。

 考えてみれば、この電車を使って通勤するのに15分かからなかったっけ… と思う。朝ドラを観てから始業時間に間に合うのが羨ましいと同僚に言われていた。せっかくなので以前の勤務先、富士ビルを見てみようと思う。

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 建て替え中だった。もともとオンボロなビルだったものな…。しかし、東京会館東京商工会議所と合同で建て直しということで、あまりに大きい建物なので、ちょっと判らなかった。隣の国際ビルが変わっていたかったら、絶対に判らなかっただろう。

 そして、10時を過ぎたあたりに日比谷へ。これまた丸の内警察署がなくなっていて、なんとなく間が抜けた感じ。

 そして、内幸町方面に歩くと東京ミッドタウン日比谷が見える。

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 六本木の東京ミッドタウンに比べると、こじんまりとした感じ。六本木みたいに、大きなオープンスペースみたいなものが見えない。

 入り口が判らないので、とりあえずエレベーターで2階へ。レストランフロアのようだが、午前11時オープンということで入れない。無情にも建物への入り口が締まっているので、ベランダ(?)伝いに表口へ。

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 いったん、外階段で1階に降りてみる。そして、正面口に立つと、なんだ、シネコンと付帯施設なのか… ということが判る。そうそう、ここは興行街だった。

 大きな広場に出て、ここに三信ビルがあったと思い出す。アールデコ調の、なかなか趣のある建物で、装飾も凝っていた。写真を撮りに行ったことがある。

 そして、今度はエスカレーターで上階へ。6階の広場? から日比谷公園を望むと、こんな感じ。まずは霞が関方面。

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 ついで永田町方面。真ん中に見える白い建物は10円カレーで有名な日比谷松本楼。今年の10円カレーは9月25日だそうだ。

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 そして、ふたたび1階へ。地上から映画館まで吹き抜けになっている。調べてみたら映画館の方の入り口は午前10時オープンとのこと。ビジネスマンもいたから上はオフィスなのかな?

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 六本木の東京ミッドタウン程度の規模を予想していたのに、ショップは午前11時オープンだし、意外と見るところはなかった。時間を持て余し、有楽町から銀座へ。

 これも、いつも通っているのに、きちんと来るのは初めての、Ginza Sony Parkへ。最初の印象は、ソニービルの敷地って、こんなに狭かったんだ… ということだった。

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 しかし、いきなり、目の前に水槽があって、なんか、ソニービルもビルの前でイベントをやっていたなと懐かしくなる。

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 ここも「パーク」というだけあって、本当に公園という感じだ。奥に小さな建物があって、地下に降りてみたら、地下鉄との連絡口に、ちょこっとショップがある程度。

ショップも開いていなかったので写真は、なし(笑)。

 建物の屋上へ。広場が俯瞰できるようになっている。右奥のキャンピングカー(?)はTOKYO FMのスタジオだそうだが、こんなに狭いのに…と思ってしまった。しかし、考えてみれば、渋谷のスペイン坂スタジオも狭かったものな。

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 そして、そのまま、銀座から地下鉄に乗って帰ってきた。帰ってから田町に通院したので、歩数は1万歩を超え、けっこう、疲れた。

 今日も酒を飲みたいのを我慢していたが、耐えきれずに倒れて寝てしまった。そして、起きたら絵も知れぬ恐怖に襲われている。こんなでは勤めなどできない、金など稼げない、生活が成り立たない… ヒューマンダストな自分が悲しい。