身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

百聞は一見に如かず。

 阿刀田高さんか開高健さんのエッセーに『嫌な感じ』というのがあったと思うが、調べても出てこない。

 なかなか、ネットで検索できる時代になっても調べらないものが多い。今日は、それを実感した。そんな中で「嫌な感じ」という文章を探している次第。

 アルバイトの面接に行ったのだが、給料やすい交通費でない… ひどい待遇のことろだ。

 それだから気楽なところだろうなと思って行ったら、そうでもなかった。職場環境は悪い、服装規定は厳しい。

 私は社会に出て2年目から派遣社員をしていた。当時の派遣社員というのは、今とは逆で、専門性が強いものしかできなかった。

 私は貿易のスペシャリストとして商社で働いていたのだけど、今から25年前なのに時給は3,000円を超えていた。

 考えてみれば、逆にコピー取りや書類整理なんかしていると、あなたの給料で、そんなことをしていられては困ると言われたものだ。

 そして、私の代わりに、それらの仕事をしていた人たちを思い起こすと、たしかに給料が安いから自由ということはなかった。

 冒頭の文芸作品のように、これらのことは、当然、ネットの検索では出てこない。

 私の行きつけの店も、例えば「食べログ」の評価が高い店とは限らないし、評価が高くても行ったらアララということが、よくある。

 給料が安いことと気楽さが両立しないということも、46歳にして、ようやく判った(笑)。

 しかし面接に行って縁がなかったと言われたが、今日は、本当、雇う側が取る取らないではなくマッチングだと思った。

 ネットで検索できる時代になっても、行かなければ判らないことが沢山あります。好き嫌いや合う合わないは検索できません。

 

 しかし、1週間前に文章は書けないしアクセス数がガタガタだということを書いたが、ついにページランクも急降下し始めた。

 このBlogを始めたとき、アクセス数は追及しないなどの方針は決めたが、日記帳に書いているわけではないので、誰も読んでいないと悲しい。