身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

プライベート。


忌野清志郎&2・3’S「 プライベート」

 

 この曲は確か編集者が出てくるTVドラマの主題歌として発表された。ちょうど私が編集者になる直前のことで、なってみると、本当に、てんてこ舞いした。

 しかし長年、商社に勤めていた身からすると、それほど嫌な忙しさではない。船や飛行機は次から次へ出るけど、本は何ヶ月かに1冊。

 しかし、今日は予定が押した。午前様で帰ったのだが、今日は朝から東雲(しののめ)に住む叔父の家に行く。

 東雲に新しくできた都営アパート。都のサイトを見ると家賃14万円とか書いてあって、都営で14万円って、どんな家だよと思った。

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 実際に行ってみると超高層マンション群。しかし、都営アパートは、そのうちの1棟で、同じ敷地に公団とか公社とか、いろんな経営のものが入っているらしい。

 しかし、建物に入ってみると、都営アパート独特の生活臭がする。生ゴミの臭いとは違うんだけど、仏壇臭い年寄りのような、何とも形容がしがたい臭い。

 叔父の住む部屋は7階。32階建てだから、そんなに高い気がしない。寓居も8階だから、それより低い。

 部屋の前の共用スペースに自転車が置けるようになっていて、その奥に玄関ドアがある。

 実は、都営アパートは、これが曲者なのではないかと思っている。広尾の都営アパートなんか、みんな、ゴミ置き場にしているものな。

 部屋の造りも、一般的な都営住宅。一般的な都営住宅という表現が解らない人は、見学する価値があると思う。

 新しい都営住宅の特徴として、玄関を入ったら廊下があり、部屋が見えない。奥に8畳ていどのひと間があり家賃も2万5千円とのこと。なんだ~。

 公団団地の見本住宅(私が住んでいた松戸市の団地が展示されているようだ)や、表参道ヒルズには同潤会アパートの見本住宅がある。

 都営住宅の見本というのがあっていいようなものだと思うのだが、東京都は、そういうことをしていないらしい。

 なんか、また今日も時間になってしまった。それで、叔父の家に行ったら5時間以上も拘束されてしまった。

 話せば長くなるので、また1編にしますが、感動の和解ではないけど、叔父が、嬉しくなって1人で酒を飲み始めてしまった。

 結局、昨日の午後から数時間しか家にいない。会社に拘束されているサラリーマンといい勝負だ。

 ちなみに、下の写真は、昨日のミュージックバーでの1コマ。私は仕事ではないのでペンタックスを持っていったら、お仕事の方がキャノンを持ってきていたりして、一眼レフ3メーカーが揃い踏みとなった。

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 この調子で、知り合いの演奏や展示がしばらく続く。勤務しているのではないのにプライベートの時間は取れない。しかし、それが刺激になって私自身のやる気にもなるので有り難い。

(写真はInstagramより)